目次
- 異例の6月ダブル台風と早めの備え
- 平田タイルの子会社・サンクレイのタイル補修相談
- 地震に強い「乾式工法」の特徴とデメリット
- 仕様変更で行き詰まった時の代替品探し:テラフォートのご紹介
- まとめ:特殊工法のタイルは予備の保管を
いつも美濃焼タイルとともに
あなたの理想の空間を仕立てる
タイルのコンシェルジュ、
タイルオンラインの高藤洋平です。
1. 異例の6月ダブル台風と早めの備え
現在、台風7号と8号の「ダブル台風」が
日本列島に近づいていますね

運送会社さんからも
「現在は西日本方面への荷物は遅延する可能性が非常に高いです」
と連絡が入っております。
6月にこれほどの台風が来るのは
少し珍しいですが、
これから本格的な台風シーズンを迎えるにあたり、
現場の資材手配などは余裕を持って
早めに行うよう心がけたいものです。
台風が来ると、
飛来物による事故や建物の外壁タイルの破損
といった被害が発生しやすくなります。
本日は、
そんな外壁補修に関連した
少し専門的なお話をさせていただきます。
2. 平田タイルの子会社・サンクレイのタイル補修相談
今回ご相談いただいたのは、
平田タイルさんの子会社である
「サンクレイ」さんが製造していた
外壁用タイルの補修案件です。
サイズは「227mm × 60mm」という、
外壁によく使われる一般的な
二丁掛(にちょうがけ)タイルのサイズです。
表面はゴツゴツとした
岩面(いわめん)なのですが、
特徴的なのはその【裏側】の形状です。

お分かりいただけるでしょうか。
裏面が平らではなく、
レールのような溝が彫られています。
3. 地震に強い「乾式工法」の特徴とデメリット
この特殊な溝は、
乾式工法(かんしきこうほう)
と呼ばれる施工方法のために作られたものです。
乾式工法とは、
少し専門用語になりますが、
以下の手順で施工されます。
- 壁にタイルを引っ掛けるための「専用の下地(レールやパネル)」を設置する
- その下地に、タイルの裏側の溝をカチッと引っ掛けて固定する
モルタル(セメント)で貼り付ける
湿式工法に比べて、
下地に物理的に引っ掛かっているため
非常に剥がれ落ちにくく、
地震などの揺れに強いという
大きなメリットがあります。
しかし、
当然デメリットも存在します。
それは、
「メーカー側の仕様変更で
専用の下地の形状が変わってしまった場合、
同じ形状のタイルが手に入らなくなり、
補修が極めて困難になる」
という点です。
4. 仕様変更で行き詰まった時の代替品探し:テラフォートのご紹介
今回ご相談いただいた案件も、
まさにそのケースでした。
当時のサンクレイさんの下地仕様が
すでに変更・廃番となっており、
全く同じ引っ掛け構造を持つタイルを
ご用意することができない状況でした。
そこで私たちは、
工事業者様が現場で工夫して補修できるよう、
「表面のデザイン(岩面・色合い)が最も近い二丁掛タイル」を
探し出すことに注力しました。
岩面というゴツゴツした表面仕上げのタイルは
近年種類が減ってきているのですが、
各社のカタログやサンプルを比較した結果、
こちらの【テラフォート】という商品
(TRF-400/2T)が
非常に近い風合いを持っていることがわかりました。


こちらも
近日廃番予定となってしまう商品なのですが、
幸いにもまだメーカー在庫がありましたので、
無事にお客様へ代替品として
ご提案・対応することができました。
5. まとめ:特殊工法のタイルは予備の保管を
乾式工法のように
専用の下地を必要とするタイルは
のちのちの補修が難しくなる
ケースが多々あります。
ご自宅を新築される際や、
店舗の大規模改修を行う際は、
必ず
「補修用の予備タイルを数ケース、自宅や倉庫に保管しておくこと」
を強くおすすめいたします。
(これは乾式工法に限らず、
すべてのタイルにおいて言えることです)
もし古いタイルの補修でお困りの際は、
現物の写真や破片をお送りいただければ、
プロの目利きで最も適した代替品を
お探しいたします。
ぜひお気軽にタイルオンラインまでご相談ください。
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タイルオンライン 高藤洋平
(よーへー)

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