100角の御影石風 床タイルと小階段の補修相談

いつも美濃焼タイルとともに
思い出の空間を蘇らせる
タイルのコンシェルジュ、
タイルオンラインの高藤洋平です。

今日は法務局へ行ってきました。

建物の床を見ながら、

懐かしい100角タイルだなぁ。

と思って帰ってきたところ、
なんと、ほとんど同じようなタイルの補修相談が届いていました。

30年以上前の建物では、
こうした100角の床タイルがまだまだ現役で使われています。

ところが、いざ1枚、2枚割れて補修しようとすると、

同じタイルが見つからない。

階段部分の形が特殊。

今のタイルとは表面が違う。

という問題が出てきます。

今回は、昔よく使われていたフラットの100角床タイルと、
小階段と呼ばれる階段タイルについて、
現在できる補修方法を紹介します。

【目次】

  1. 30年以上前によく使われた100角床タイル
  2. なぜフラットな100角床タイルが少なくなったのか
  3. 白系100角タイルならAFR-20が候補
  4. 階段に使われている小階段とは?
  5. 小階段が見つからない場合はタイルをカット
  6. 昔の小階段タイルも一部在庫があります
  7. 岩面タイプの100角タイルという選択肢
  8. 古いタイルを探すときは「撮る・測る・伝える」
目次

1. 30年以上前によく使われた100角床タイル

今回ご相談いただいたタイルは、
約30年以上前に施工されたものと思われます。

昔の公共施設やビル、マンション、学校などを歩いていると、
こうした100角前後の床タイルをよく見かけます。

タイル屋を長くやっていると、
建物に入った瞬間についつい床や壁を見てしまいます。

今日の法務局でも、

これは懐かしいな。

と思って見ていたところでした。

そして会社に戻ったら、
ほとんど同じタイルについて
お問い合わせが来ていたので、ちょっと驚きました。

古いタイルでも、
割れているのはほんの数枚。

全部張り替えるほどではない。

だからこそ、
できるだけ雰囲気を残して部分補修したい
というご相談が多いんです。

2. なぜフラットな100角床タイルが少なくなったのか

今回のポイントのひとつが、
表面がフラットな100角タイルです。

昔はこうした床タイルがよく使われていました。

ところが床に使う場合、
表面がフラットだと水濡れなどの条件によって滑りやすくなるため、
現在では昔と同じようなフラットタイプの
床タイルは選択肢がかなり少なくなっています。

そのため、

100×100mmくらいだから簡単に見つかるだろう。

と思って探してみても、
意外と同じものがありません。

古い建物のタイル補修が難しい理由のひとつです。

3. 白系100角タイルならAFR-20が候補

今回のような白系の100角平タイルなら、
完全に同じものではありませんが、
候補としてこちらがあります。

AFR-20 100角タイル

https://item.rakuten.co.jp/tileonline/2011-afr100

白系で、表面に斑点のあるタイルです。

既存のタイルと色・表情が完全に
一致するわけではありませんが、

部分補修の場合には、
こうした現行品の中から
近い雰囲気の商品を探していく方法があります。

古いタイルの場合は同じ品番を探すことだけにこだわらず、

サイズ

表面の質感
厚み
周囲のタイルとの見え方

を確認しながら、
近いものを選ぶのが現実的です。

4. 階段に使われている小階段とは?

そして今回、
もうひとつ重要なのが階段部分です。

昔は小階段と呼ばれる
階段用タイルが使われていました。

今回のものも、
およそ92mm程度のサイズと思われます。

階段の先端部分に使うための形状になっていて、
平物の100角タイルとは別の商品です。

昔の建物では比較的よく見かけますが、
現在はこの小階段を製造しているメーカーがほとんどありません。

ここが古い階段タイル補修の難しいところです。

5. 小階段が見つからない場合はタイルをカット

同じ小階段が見つからない場合、
ひとつの方法として現行の
階段タイルを加工して使う方法があります。

候補はこちらのJ-2Sあたり。

https://item.rakuten.co.jp/tileonline/6goum

これを既存タイルに合わせて、例えば90×60mm程度にカットして使用する方法です。

タイルオンラインではタイルのカット加工にも対応しています。

https://item.rakuten.co.jp/tileonline/tilecutrengataile

古いタイルの補修では、

同じ商品がないから補修できない。

とすぐに諦めるのではなく、

現行品を切ったら使えないか?

という視点も大切です。

もちろん既存品と完全に同じ形状や色にはなりませんが、
数枚だけの補修なら有効な方法になることがあります。

6. 昔の小階段タイルも一部在庫があります

実は、昔の小階段タイルも一部ですが残っています。

https://item.rakuten.co.jp/tileonline/shoukaidan-t-205

サイズや色が合えば、こうした昔の在庫が使える可能性もあります。

古いタイルを長年扱っているタイル屋だからこそ、現在では作られていない形状の商品が少量だけ残っていることがあります。

これも補修タイル探しのおもしろいところです。

7. 岩面タイプの100角タイルという選択肢

100角タイルなら、もうひとつ候補があります。

https://item.rakuten.co.jp/tileonline/ak100

こちらは表面がフラットではなく岩面になります。

そのため今回の既存タイルとは表情が変わりますが、

どうしても100角サイズが必要。

補修する場所がある程度まとまっている。

多少表情が変わってもサイズを優先したい。

という場合には選択肢になります。

古いタイルの補修では、色・サイズ・表面・形状の
すべてを完全に合わせることが難しいケースがあります。

その場合は、

何を一番合わせたいのか?

を決めると商品を探しやすくなります。

8. 古いタイルを探すときは「撮る・測る・伝える」

30年、40年前のタイルを探す場合、
商品名やメーカーが分からなくても大丈夫です。

タイルオンラインへ補修相談をいただく場合は、
まず次の3つをお願いします。

撮る
タイル全体、割れている部分、周囲のタイル、
階段の場合は横から見た形状も撮影してください。

測る
タイルの縦×横をmm単位で測ってください。
可能であれば厚みもお願いします。

伝える
必要な枚数と、床・壁・玄関・階段など、
どこに使われているタイルなのかを教えてください。

例えば、

白っぽい100角の床タイルです。

だけでは候補を絞るのが難しいですが、

実寸92×92mm、厚み8mm、30年以上前の建物の階段、
平物5枚と階段部分2枚必要。

ここまで分かると、かなり探しやすくなります。

古いタイルは「同じもの」だけでなく「どう直すか」を考える

今日、法務局で何気なく見ていた昔の100角タイル。

会社へ戻ったら、まさに同じような補修相談が届きました。

30年以上経っても使われ続けているタイルを見ると、
やっぱりタイルは長持ちする建材だなと改めて感じます。

一方で、長く使えるからこそ、

1枚だけ割れた。

階段の角だけ欠けた。

というときに、
昔の商品がすでに廃番になっている問題が起きます。

そんなときは、
同じタイルを探すだけではありません。

近い現行品を探す。

昔の在庫を探す。

大きめのタイルをカットして合わせる。

こうした方法を組み合わせることで、
補修できる可能性があります。

古いタイルだから無理だろう。

と諦める前に、
まずは写真とサイズを送ってみてください。

思い出の建物をできるだけ残しながら補修する方法を、
一緒に考えていきます。

タイルオンラインでは、
昔の100角タイル、階段タイル、玄関タイル、外壁タイルなどの
補修相談を承っています。

まずは

撮る
測る
伝える

この3つから始めてみてください。

タイルオンライン
https://www.rakuten.co.jp/tileonline/

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