いつも美濃焼タイルとともに
思い出の空間を蘇らせる
タイルのコンシェルジュ、
タイルオンラインの高藤洋平です。
北海道研修のお話、もう少し続きます。
今回向かったのは北海道砂川市。
化粧品ブランドSHIROの

SHIRO みんなの工場 公式サイト
へ行ってきました。
美容にはかなり疎い私でも、
SHIROという名前くらいは聞いたことがあります。
そんな有名ブランドの工場が、
北海道の砂川市にあるんですね。
しかも、ただ商品を製造するだけの工場ではありませんでした。
目次
- 北海道砂川市のSHIRO「みんなの工場」へ
- 朝からすごい人!どこから来たんだ?
- 製造現場を隠さない「開かれた工場」
- 建物そのものも見ていて面白い
- タイル屋として気になった白い壁
- SHIROと美濃焼タイルには共通点がある
- 産地に会社がある意味を考える
北海道砂川市のSHIRO「みんなの工場」へ
まず到着して感じたのが、
北海道らしい広さ!
青い空。
広い敷地。
草原のような緑の中に、
低く横に伸びる建物が建っています。
その横には、ちょっと不思議な形をした建物も。
いわゆる「化粧品工場」というイメージとは全然違います。
SHIROの「みんなの工場」は、製造工場だけではなく、
ショップ、カフェ、キッズスペースなども一体となった施設です。
工場を見学する場所というより、
工場そのものを目的地にしてしまった。
そんな印象を受けました。
朝からすごい人!どこから来たんだ?
我々は営業開始に合わせて入場したのですが……

すごい人!
いやいや。
ここ北海道の砂川ですよ。
みんなどこから来たんだ(笑)
と思ってしまうくらい、
朝からたくさんの人が訪れていました。
実際に中へ入ってみると、
その理由が少し分かります。
商品を買うだけではないんですね。

工場を見る。
カフェで食事をする。
自分だけの香りをつくる。
空間そのものを楽しむ。
いろいろな体験が一つの場所に集まっています。
「工場に人を呼ぶ」
という発想が面白い。
私も製造業に近いところで仕事をしていますから、
これは非常に勉強になりました。
製造現場を隠さない「開かれた工場」
中に入って特に面白かったのが、
製造現場がガラス越しに見えること。
研究開発室や素材の処理、調合、充填、包装など、
ものづくりの工程を見ることができるようになっています。

写真を見ても分かるように、
本当に働いている人がすぐそこにいる。
これは面白いですね。
普通、工場というと
「関係者以外立入禁止」
というイメージがあります。
ところがSHIROは逆。
「私たちはこうやって作っています」
と見せている。
製造工程そのものが、
ブランドの価値になっているわけです。
素材を処理する工程でも、
機械だけに頼らず、自然素材を洗う、乾かす、搾る、濾過する、砕く、選別する
といった作業を手仕事も交えながら行っているそうです。
これは製造業に携わる人間として、
かなり興味深いところでした。
建物そのものも見ていて面白い
そして私は化粧品より、
やっぱり建物を見てしまいます(笑)

外壁には木がたくさん使われています。
新品の材料で全部をピカピカに仕上げるのとは違う。
北海道の自然の中に馴染むような、少し素朴な雰囲気があります。
SHIROによると、
施設には北海道産の木材が使われ、
地域の人たちと内装・外装をつくり上げたり、森の循環のために間伐した木材を
外壁や家具に活用したりしているそうです。
なるほど。
だから、この場所に建っていて違和感がないんですね。
建物だけをドーンと建てるのではなく、
土地や素材まで含めてSHIROというブランドをつくっている。
これは非常に印象に残りました。
タイル屋として気になった白い壁
そして、もちろん発見しました。
タイルです。
カフェの厨房まわりには、
白いタイルがズラッと張られていました。
派手なタイルではありません。

むしろ非常にシンプル。
でも、こういう場所ではそれがいい。
清潔感があって、
木やステンレス、黒い厨房機器ともよく合います。
特に白いタイルは、
カフェや飲食店の厨房、
洗面所、
キッチン、
店舗のカウンターまわりなど、
とても使いやすい材料です。

タイル単体で見ると
「普通の白いタイル」
に見えるかもしれません。
でも空間の中に入ると、
目地のラインが適度なリズムをつくってくれる。
塗装の真っ白な壁とは、また違った表情になります。
そして水や汚れが付きやすい場所だからこそ、
焼き物であるタイルの出番です。
こういう使われ方を見ると、
やっぱりタイルっていいなあと思います。
SHIROと美濃焼タイルには共通点がある
今回SHIROを見学して、
私が一番考えさせられたのはここでした。
SHIROは北海道砂川市に自社工場を構え、
自然素材を生かしながら製品づくりを続けています。
そして私たちが扱っている美濃焼タイルも、
岐阜県多治見市をはじめとした美濃地方で長年つくられてきました。
扱っている商品は、
化粧品とタイル。
まったく違います。

でも、
産地に根を張る。
素材を大切にする。
そこで働く人がいる。
ものづくりを次の世代へつないでいく。
そして産地そのものの魅力を外へ発信していく。
この部分には、かなり共通するものがあるんじゃないでしょうか。
産地に会社がある意味を考える
人口が減っていく地方で商売を続ける。
これは簡単なことではありません。
会社だけが儲かればいい、
という話でもないのでしょう。
会社が成長することで、
そこで働く人が増える。
地域を訪れる人が増える。
地域の素材が使われる。
そして、その土地の名前が全国に知られていく。

実際に砂川まで来て、
朝から大勢のお客さんが集まっている光景を見ると、
「ブランドが地域に与える力ってすごいな」
と感じます。
私たちタイルオンラインも多治見というタイル産地で商売をしています。
全国から、
「昔のタイルを探しています」
「玄関の割れたタイルを直したい」
「このタイルに近いものはありませんか?」
そんなお問い合わせをいただきます。
ネット通販ではありますが、
商品を送っているだけではありません。
多治見でつくられてきた美濃焼タイルを全国へ届ける。
昔つくられたタイルの補修をお手伝いする。
そして、
タイルって面白いな。
美濃焼っていいな。
そう思っていただく。
これも産地にいる私たちの役割なのかもしれません。
SHIROの「みんなの工場」。
化粧品には疎い私ですが、
会社づくり、ものづくり、そして産地との関わり方という意味では、
非常に勉強になる場所でした。
そして……
結局最後はタイルを見てしまう。
これはもう職業病ですね(笑)
北海道研修、まだまだ続きます。
記事末尾に入れるなら
タイルオンラインでは、玄関・キッチン・浴室・外壁などの補修用タイルを
お探しのお客様からのご相談も承っています。
古いタイルは、同じ商品がすでに廃番になっていることも少なくありません。
サイズや写真から近い商品をご提案できる場合がありますので、
タイル選びでお困りの際はぜひご相談ください。

タイルオンライン公式サイト
楽天市場 タイル通販タイルオンライン
