公園・学校の公衆トイレ「定番タイル」はこれ！—30〜40年前の標準仕様から補修の選び方まで

2025年9月26日

美濃焼タイルのまち・多治見の「タイルオンライン」高藤洋平です。
子どもと公園へ、幼稚園の参観へ——つい目が行くのが“公共トイレのタイル”。

今日は30〜40年前に多用された定番タイルを、現場での観察と補修実績ベースでわかりやすく整理。床・壁でよく使われた型式と、今の補修にそのまま効く代替候補をまとめます。

なぜ「定番」が多かったの？

公共トイレは耐久性・清掃性・防滑性が最優先。当時は規格品で入手安定＆コスト最適なタイルが採用されることが多く、地域によってはほぼ同じ品種・色が繰り返し使われました。結果、今でも同等仕様での補修がしやすいのがメリットです。

6号階段（J-2）／150×60mm
外部アプローチや段差・スロープ周辺で定番。踏面グリップと排水性に優れ、汚れが目立ちにくい色が多い。
▶ 商品：https://item.rakuten.co.jp/tileonline/6goum/
無釉モザイク 25mm角（いわゆる“高砂タイル”系）
実寸25mmの無釉。耐摩耗・耐薬品性に強く、水回り床のロングセラー。
▶ 商品：https://item.rakuten.co.jp/tileonline/25muyuu/
無釉 45角（床用100角も同系統として多用）
目地量が減って清掃性が上がる一方、防滑仕上げの仕様選定が重要。
▶ 無釉45角/床100角：https://item.rakuten.co.jp/tileonline/ak100/
プレコン45（45角床用の定番仕様）
45角を床に適合させた防滑・耐久重視タイプ。
▶ 商品：https://item.rakuten.co.jp/tileonline/mozaic50p/

色味の基本：グレー、モカ、ダークトーンなど汚れが目立ちにくい中間〜濃色が中心。
仕上げの要点：防滑（濡れ時）R値／C.S.R.や凹凸パターンを確認。

プレーン45角（曲がりコーナー併用）
つるっとマットな表情で水はねにも強く、目地通りが美しい。**曲がり（コーナー）**を使って端部を綺麗に収めるのが公共施設の王道。
▶ 平部：https://item.rakuten.co.jp/tileonline/452-s/
▶ 曲がりコーナー：https://item.rakuten.co.jp/tileonline/mozaic5001/
100角壁タイル（つるっと／多色展開）
清掃しやすく、色でゾーニングや簡単な図案も可能。今もキッチン・洗面・トイレ壁で現役。
▶ 100角壁（例1）：https://item.rakuten.co.jp/tileonline/kabe100-1/
▶ 100角壁（例2）：https://item.rakuten.co.jp/tileonline/p10-fc/

床：6号階段（J-2）＋無釉25角の組み合わせ
入口〜内部へ連続する防滑設計。段差や勾配に強く、排水計画とも相性◎。
床：無釉45角 or 100角（外部公衆トイレ）
濡れ頻度が高い場所は、100角床の防滑仕様がよく採用されていました。
▶ 100角床：https://item.rakuten.co.jp/tileonline/ak100/
壁：プレーン45角＋曲がりで見切りスマート
45角のグリッド感が清潔で、コーナー収まりも綺麗。
壁：100角で図案（例：木や動物のピクト）
2〜3色だけでもかわいいサインウォールに。清掃性と視認性を両立。
使いやすさ№1でキッチン壁などにも使われてきました。
▶ 100角壁：https://item.rakuten.co.jp/tileonline/kabe100-1/ / https://item.rakuten.co.jp/tileonline/p10-fc/
壁：25角N番モザイク
薄くて貼りやすい25ミリのモザイクタイル
これはかなりの手洗い場付近に使われてきていました。
▶N番：https://item.rakuten.co.jp/tileonline/25nbannami/