目次
- はじめに:交洋貿易・名古屋支店様からの熱いオファー
- 普通のモザイクアートじゃない!「陶器×タイル」の挑戦
- クライアントからのダメ出し。「もっと壊して、混ぜてくれ」
- 「地中海」を目指して…破壊と再構築の日々
- まとめ:完成をお楽しみに!
1. はじめに:交洋貿易・名古屋支店様からの熱いオファー
いつも美濃焼タイルとともに タイルオンラインの高藤洋平です。
今日は、現在進行形で取り組んでいる「特大プロジェクト」の裏側を少しだけお見せします。 (※クライアント様より許可をいただいて掲載しています)
場所は、交洋貿易株式会社様の名古屋支店。 ここの壁面に飾る、オリジナルのタイルアート制作のご依頼をいただきました。
通常、タイルアートというと、決まったサイズのモザイクタイルをドット絵のように並べていくのが一般的です。 当店でも人気のこういったタイルですね。
- 10角モザイク https://item.rakuten.co.jp/tileonline/mozaic10mm/
- 22.5角モザイク https://item.rakuten.co.jp/tileonline/mozaic225-1/
しかし、今回は違います。 「美濃焼の産地」としてのプライドをかけた、素材そのものの存在感をぶつけ合うような作品に挑んでいます。
2. 普通のモザイクアートじゃない!「陶器×タイル」の挑戦
今回のテーマは「トランジットアイランド(地中海)」。 訪れた人たちの憩いの場になるような、爽やかな風を感じる空間です。
使用する素材は、様々な形状の美濃焼タイルだけではありません。 なんと、「美濃焼の陶器(お茶碗やお皿)」そのものを使います。

これらをあえて割り、その破片(クラッシュタイル)をアートの一部として組み込んでいくのです。

ニッパーで一つひとつ形を整えながら、パズルのように組み合わせていきます。気の遠くなる作業ですが、これが唯一無二の質感を生み出します。
3. クライアントからのダメ出し。「もっと壊して、混ぜてくれ」
当初、私たちは色ごとにエリアを分けて、綺麗にグラデーションを作っていました。 しかし、制作途中のチェックで、クライアント様から熱のこもったフィードバックをいただきました。
「お行儀よく並んでる感じは、ちょっと違うんです」
いただいたご要望は、まさに目から鱗でした。
- もっとダイナミックに、立体的にしてほしい
- 普通に並んでいる所よりも、割れたタイルや陶器が混ざり合っている部分が良い
- 同じ種類のタイルが固まりすぎている。もっと色んなものが混ざり合う「カオス」な感じがほしい
- 「想いを語れる作品」「来た方の印象に強烈に残る作品」にしてほしい

なるほど……! 確かに、綺麗に整列したタイルは美しいですが、「迫力」や「物語」を生むには、もっと素材同士がぶつかり合うようなエネルギーが必要です。
4. 「地中海」を目指して…破壊と再構築の日々
というわけで、現在、一部を「やり直し」中です! 一度貼った部分を再構成し、より大胆に、より立体的に作り替えています。


見てください、このディテール。 ただの平面ではなく、様々な形のタイルやお皿の破片が入り乱れていく予定です。
海の中を泳ぐ魚たちも、既製品のタイルと、手作業でカットしたパーツを組み合わせて表現しています。


こちらは白いお花や丸いタイルが散りばめられたエリア。 異なる質感が混ざり合うことで、光が当たった時の表情に深みが出ます。
5. まとめ:完成をお楽しみに!
納期に向けて、現在チーム総出で急ピッチで作業を進めています。 「地中海」の爽やかさと、美濃焼の「土の力強さ」が融合した、とんでもない作品ができあがる予感がしています。
工事業者の皆様、店舗オーナー様。 タイルはただ「貼る」だけでなく、こうして「砕く」「混ぜる」ことで、世界に一つだけのアートになります。
もし「うちの店にもインパクトのある壁が欲しい」と思われたら、ぜひタイルオンラインにご相談ください。 (もちろん、DIYでここまでの大作を作るのは大変ですが、コースターサイズから始めてみるのも楽しいですよ!)
完成したら、またこのブログで全貌をお披露目します。 乞うご期待!

▼アート制作にも使える!バラ石・モザイクタイルはこちら https://www.rakuten.co.jp/tileonline/
タイルの良さと楽しさを伝えます。
タイルオンライン 高藤洋平
(よーへー)

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