目次
- はじめに|古い玄関タイルの補修は“写真 or 現物”が大切
- 赤レンガ調100角タイルは「50年以上前の建物」のサイン
- よく使われた人気色は“赤茶”と“御影石風グレー”
- 補修候補①|100角タイルに近い色味の代替品
- 補修候補②|95×60mmの「小階段タイル」はどう選ぶ?
- まとめ|古い玄関タイル補修は“完全一致にこだわらず”違和感の少なさを優先
1. はじめに|古い玄関タイルの補修は“写真 or 現物”が大切
こんにちは。
美濃焼タイルとともに暮らす、タイルオンラインの 高藤洋平 です。
本日は、
写真を送っていただいたお客様の玄関タイル補修相談 をご紹介します。
タイル補修のご相談は
- 写真
- 現物(かけらタイル)
いずれかを送っていただくのが基本ですが、
やはり最も正確に判定できるのは現物です。
特に古いタイルほど、照明・カメラの影響で色がブレやすいため
「違いが分かりづらい」という問題が起きます。
2. 赤レンガ調100角タイルは「50年以上前の建物」のサイン
今回いただいた写真を見ると
- 赤レンガ色の100角タイル(92~95mm)
- 95×60mmの“小階段タイル”
この組み合わせ。
これが出てきた時点で、結論としては──
ほぼ間違いなく50年前のタイル です。

特に、
フラットな表面の100角タイル + 小階段タイル
という組み合わせは昭和40〜50年代に多く採用された仕様で、
現在は廃盤になっているケースがほとんどです。
3. よく使われた人気色は“赤茶”と“御影石風グレー”
当時の玄関では 赤レンガ系の色 がとても好まれていました。
代表的な色味としては:
●赤茶(レンガ色)
●濃いグレー(御影石風)
この2系統が全国的に非常に多かったため、
補修依頼も年に何度も寄せられます。
4. 補修候補①|100角タイルに近い色味の代替品
完全一致は難しいですが、
“違和感の少ないもの”を選ぶのが補修ではポイント。
今回の赤レンガ系に近いものとしては以下が候補になります。
▼表面に岩面の凹凸があるタイプ
TN-U-1(TN-100シリーズ)
https://item.rakuten.co.jp/tileonline/tn-100/
やや凸凹した質感ですが、
赤茶の深さはかなり似ています。
▼フラット面で色むらがあるタイプ
SW100シリーズ
https://item.rakuten.co.jp/tileonline/3002-sw100/
- SW100-6(少しオレンジ寄り)
- SW100-8(黒みのある赤茶)
この2色が50年前の赤レンガ調に近い表情を持っています。
5. 補修候補②|95×60mmの「小階段タイル」はどう選ぶ?
昔の階段タイルで定番だった 95×60mmの小階段タイル。
現在は同じ形状がほぼ存在しません。
今回は以下の2点が候補になります。
▼形状は近いが、色が無い
小階段タイル(95×60)
https://item.rakuten.co.jp/tileonline/shoukaidan-t-205/
サイズは合いますが、
“赤レンガ色”が無いので今回は不向き。
▼色は近いが、サイズが150×60
TNR-J-1(6号階段)
https://item.rakuten.co.jp/tileonline/6gou2/
色味はかなり近い赤茶ですが、
サイズが 150×60mm。
対応としては
- カットしてサイズを合わせる
- 150×60のまま貼る(段鼻幅が広くなるが、意外と違和感は少ない)
この2通りになります。
階段の寸法にもよりますが、
そのまま貼っても雰囲気が崩れにくい のがこの色の強みです。
6. まとめ|古い玄関タイル補修は“完全一致にこだわらず”違和感の少なさを優先

今回の玄関タイルは
- 赤レンガ色の100角(50年前のフラットタイプ)
- 95×60mmの小階段タイル
という昭和の定番仕様でした。
補修では
- 完全一致は難しい
- 色味・質感・雰囲気が近いものを選ぶ
- とくに階段は“安全性優先”
で選ぶのがベストです。
もし現物のタイル破片をお送りいただければ、
より正確に近いタイルをご提案できますので、
お気軽にタイルオンラインへご相談ください!
タイルの良さと楽しさを伝えます。
タイルオンライン 高藤洋平
(よーへー)

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