昭和レトロなタイルが凄い!日本特殊陶業市民会館で見つけた貴重なタイルたち

目次

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  1. 日本特殊陶業市民会館へ行ってきました
  2. 昭和の建築を彩る外壁タイル
  3. 階段の壁に使われた珍しいタイル
  4. 床には100×200mmの舗石タイル
  5. 階段には滑りにくさを考えたタイル
  6. 昔のタイルは今でも作れるのか?
  7. 古いタイルの補修で大切なこと
  8. まとめ 昭和のタイルを残していきたい

いつも美濃焼タイルとともに
思い出の空間を蘇らせる
タイルのコンシェルジュ、
タイルオンラインの高藤洋平です。

昨日は勉強会で
名古屋市金山にある
日本特殊陶業市民会館へ
行ってきました。

金山駅の近くにある
大きな市民会館ですね。

今回の目的は
空飛ぶクルマの事業を手がける
会社のCEOさんによる講演会。

未来の乗り物について
勉強する機会でした。

ところが私の場合、
会場に到着すると
どうしても気になるものが。

そうです。

建物に使われている
タイルなんですね。

今回は会館で見つけた
昭和レトロなタイルを
ご紹介したいと思います。

1. 日本特殊陶業市民会館のタイル

日本特殊陶業市民会館は
1972年に開館した建物です。

昭和47年ですから
50年以上の歴史があります。

建物を眺めていると
当時の建築らしい
タイルの使い方が
あちらこちらに見られます。

最近の建物では
なかなか見かけない
色合いや形状。

タイル屋としては
なかなか興味深い建物です。

2. 昭和の建築を彩る外壁タイル

まず目に入るのが
建物の大きな外壁です。

白っぽいグレーを基調とした
細長い長方形のタイルが
びっしりと張られています。

近くで見ると
表面には微妙な凹凸があり、
光の当たり方によって
表情が変わります。

また、タイルの配置にも
工夫が見られます。

横向きに張った部分と
縦向きに張った部分。

その組み合わせによって
単調になりがちな外壁に
変化をつけているんですね。

現在は大判タイルを使った
外壁も増えていますが、

こうした小さなタイルを
丁寧に張り上げた外壁にも
独特の魅力があります。

何十年もの間、
建物の外観を形づくってきた
タイルの存在感を感じます。

3. 階段の壁に使われた珍しいタイル

今回、私が特に
面白いと感じたのが
階段の壁面です。

これは凄い!

思わず近づいて
写真を撮ってしまいました。

ベージュ、グレー、
薄いグリーンなど、

落ち着いた色合いの
タイルが組み合わされています。

表面には釉薬の艶があり、
一枚一枚に微妙な
色の違いがあります。

さらに面白いのが
タイルの形状です。

縦長の長方形タイルに
細長いボーダータイルを
組み合わせています。

横方向に走る
細いボーダーがアクセントになり、
壁面全体にリズムが
生まれているんですね。

今ではなかなか
お目にかかれないデザインです。

こうした焼き物らしい
色の変化や釉薬の表情は、
美濃焼タイルの産地で
仕事をしている私にとっても
大変魅力的に感じます。

ただし、このタイルが
美濃焼で製造されたものかは
資料がないため分かりません。

当時のタイルづくりの
面白さを感じられる
貴重な施工例だと思います。

4. 床には100×200mmの舗石タイル

屋外の床に目を向けると
こちらもタイルです。

写真を見る限り、
100×200mm程度の
長方形の舗石タイルが
使用されているようです。

このサイズは現在でも
流通している規格です。

舗石タイルは
歩行する場所に使用するため、
耐摩耗性や滑りにくさなどが
重要になります。

今回の床では
タイルの向きを変えながら
組み合わせることで、
特徴的な模様を作っています。

同じ長方形のタイルでも
張り方を工夫するだけで
床の印象が変わるんですね。

これは一般住宅の
玄関アプローチや
店舗の床づくりでも
参考になる考え方です。

ただし屋外で使用する場合は
寸法だけでなく、
屋外床への適性や
滑り抵抗性能を確認して
選ぶことが大切です。

5. 階段には滑りにくさを考えたタイル

階段のタイルにも
注目してみました。

踏み面には
細かな凹凸のある
グレー系のタイル。

そして段鼻部分には
横方向に何本もの
溝が入っています。

これは階段の端を
認識しやすくしたり、
滑りにくさを考慮したりする
ための形状です。

こうした溝付きの
階段用タイルは
昔から使用されてきました。

階段は平らな床以上に
安全性が重要な場所です。

特に公共施設では
多くの人が利用します。

見た目だけではなく、
用途に適したタイルを
選ぶ必要があるんですね。

なお、溝があるだけで
滑りにくさが保証される
わけではありません。

新しく施工する場合には
製品の滑り抵抗性能や
使用環境を確認しましょう。

6. 昔のタイルは今でも作れるのか?

さて、今回見つけた
階段壁面のタイル。

これは現在でも
購入できるのでしょうか?

残念ながら、
写真と同じタイルを
一般的なカタログから
探すのは難しそうです。

特に独特の釉薬の色や
細長い形状などは、
現在の定番商品では
見つからない場合があります。

当時の特注品なのか、
既製品だったのかも
現時点では不明です。

では、今から同じような
タイルを作ることは
できるのでしょうか?

可能性はあります。

例えば、美濃焼タイルの
製造技術を持つ窯元に
特注製作を相談する方法です。

大畑窯業さんや
丸仙さんなど、
産地のメーカーさんにも
製作の可能性を
相談してみたいところです。

ただし、実際に
製造できるかどうかは
形状、寸法、釉薬、数量、
製造設備などによります。

昔と同じ色や質感を
完全に再現できるとは
限りません。

それでも、こうした
焼き物の技術が
今も産地に残っていることは
大きな強みだと思います。

7. 古いタイルの補修で大切なこと

ここからは
タイル屋としてのお話です。

今回のような
築年数の長い建物では、
部分的なタイルの破損や
浮きが発生することがあります。

そんなときに困るのが
同じタイルが見つからない
という問題です。

昔のタイルは
すでに廃番になっていたり、
製造メーカーが分からなかったり
することも少なくありません。

そこで大切なのが
次の3つです。

① 写真を撮る

タイルの表面だけでなく、
壁全体の写真も撮りましょう。

色や質感、張り方が
分かると探しやすくなります。

② 寸法を測る

タイルそのものの
縦と横の寸法を
ミリ単位で測ります。

可能であれば
厚みも確認してください。

③ 必要な数量を伝える

必要な枚数や
補修する面積を
教えていただけると
商品をご提案しやすくなります。

また、タイルに浮きや
剥落の恐れがある場合は、
まず専門業者による
安全確認が必要です。

タイルオンラインでは
こうした古いタイルの
補修相談も承っています。

完全に同じ商品が
見つからない場合でも、
寸法や色合いの近い
代替品をご提案できる
可能性があります。

8. まとめ 昭和のタイルを残していきたい

今回訪れた
日本特殊陶業市民会館。

講演会の勉強も
もちろん大切でしたが、

私にとっては
昭和のタイル建築を
じっくり見ることができた
貴重な機会になりました。

50年以上前の建物にも
こうしてタイルが残り、
今も使われている。

タイルという建材の
魅力を改めて感じます。

最近はシンプルな
大判タイルも人気ですが、

昔の建物に使われていた
個性的な色や形のタイルも
素敵なものですね。

古いから取り替える。

それだけではなく、
できるだけ補修しながら
長く使っていく。

そんな選択肢も
大切にしていきたいものです。

もし皆さんの周りにも
昭和の建物や
珍しいタイルがあれば、
ぜひじっくり眺めてみてください。

思いがけない発見が
あるかもしれませんよ。

タイルの補修や
張り替えでお困りの方は、
タイルオンラインまで
お気軽にご相談ください。

写真を撮って、
寸法を測って、
必要な数量を伝える。

そこから一緒に
探していきましょう。

それではまた明日!

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