目次
- はじめに:NHKの挑戦作「べらぼう」を見終えて
- 「蔦屋重三郎」というプロデューサーの存在
- 商売人として共感した「人を耕す」生き方
- 視聴率と個人的に少し残念だった点
- まとめ:挑戦する心はいつの時代も熱い
1. はじめに:NHKの挑戦作「べらぼう」を見終えて
いつも美濃焼タイルとともに タイルオンラインの高藤洋平です。
今回はいつものタイルの話から少し離れて、先日最終回を迎えたNHK大河ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』の感想を書きたいと思います。
一年間見続けましたが、素直に面白かったです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7627149a0c59b702c39bdb994b771e1678c20031
NHKとしてはかなり攻めた作品だったと思います。 吉原という、放送するにはギリギリの場所を舞台にし、主役は武将でも政治家でもない、ほとんど無名に近い一介の町人。 このチャレンジ精神には、最初から惹かれるものがありました。
2. 「蔦屋重三郎」というプロデューサーの存在
このドラマを見るまで、正直なところ「蔦屋重三郎」という人物については詳しく知りませんでした。
彼が世に送り出した浮世絵師たち、 喜多川歌麿 葛飾北斎 東洲斎写楽 あるいは、十返舎一九や曲亭馬琴(滝沢馬琴)といった作家たちの名前は知っていても、その裏に「仕掛け人」がいたことは、この作品で初めて知りました。
天才たちが勝手に世に出てきたのではなく、彼らを見出し、育て、世間に売り込んだプロデューサーがいた。 その視点は非常に新鮮でした。
3. 商売人として共感した「人を耕す」生き方
私自身、タイルを扱う一人の商売人です。 だからこそ、主人公・蔦重の生き方には感銘を受ける部分が多々ありました。
彼は人とのつながりを何よりも大事にし、常に新しいことに挑戦し続け、才能ある人を引っ張り上げようと奔走します。 特に、あの破天荒な天才・平賀源内と打ち解け、師匠と弟子のようであり、同志のような関係になっていく過程は、見ていてワクワクさせられました。
劇中で源内に言われた言葉。 「世を耕す」
そして彼が構えた店の名 「耕書堂」
これらは、彼の生き様そのものを表す名だと思いました。 ただ物を売るのではなく、文化を耕し、人の心を耕す。 私たち現代の商売人も、市場を耕し、商品の良さを広めていくという意味で、見習うべき姿勢だと感じました。
4. 視聴率と個人的に少し残念だった点
一方で、視聴率の面では苦戦したというニュースも見かけました。 やはり、戦国時代や幕末に比べて、主役の知名度が一般的ではなかったことが一番の要因だろうとは思います。
また、個人的に見ていて「あんまりいただけないな」と感じた点もありました。
それは、一介の版元である蔦重が、政治の世界に深く入り込みすぎてしまった点です。 田沼意次や一橋治済といった幕府の中枢に関わっていったり、一橋の替え玉事件などのフィクション要素が強くなったりしたあたりは、見ていて少し白けてしまいました。
「江戸のメディア王」としての商売や出版の戦いをもっと見たかった、というのが正直な感想です。
5. まとめ:挑戦する心はいつの時代も熱い
とはいえ、作品全体としては非常にチャレンジ精神にあふれており、蔦屋重三郎という起業家の生き様は刺激的なものでした。
無名の作り手をスターにする。 新しい文化を流行らせる。
これは今のビジネスにも通じるロマンです。 私も「タイルの良さ」をもっと世に広めるべく、明日からまた「世を耕す」気持ちで頑張ろうと思わせてくれる作品でした。
また是非、こうした熱い商売人の物語を作ってほしいですね。
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タイルの良さと楽しさを伝えます。
タイルオンライン 高藤洋平
(よーへー)

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