初心忘るべからず!タイル屋が語る能と伝統

いつも美濃焼タイルとともに

こんにちは!タイルオンラインの高藤洋平です。
今回は少し趣向を変えて、のお話をさせていただきます。タイルのお話はまた次回に持ち越しということで、今日は伝統芸能の世界にお付き合いください!


能を始めて15年、名古屋の能楽堂にも立ちました!

趣味として始めた能ですが、気づけばもう15年。これでも結構頑張っているほうだと思います!2回ほど名古屋の能楽堂にも立たせていただきました。最初は知り合いから無理やり誘われて、「まあ、ちょっとだけやってみるか」と軽い気持ちで始めたのですが、気づけば10年、15年と続いています。


能を観たことがありますか?

皆さん、能を観たことがありますか?正直に言いますと、「初めて観た人は大体寝る」。これ、本当です(笑)。

初見の方にとって能は、動きが少なく、言葉も難解。ずっと同じような調子で謡(うたい)や囃子(はやし)が続くので、いつの間にか夢の世界へ…なんてことがほとんどです。

ですが、これを15年続けていると、「あ、ここの囃子のリズムすごいな」とか、「この舞の所作、美しいな」と、だんだん深みがわかるようになってきます。でも一般の方は、間違いなく最初は寝るでしょうね(笑)。


それでも650年も続いている能の凄さ

面白いのが、能は**「つまらない」**と江戸時代から言われていたらしいんです。それでも650年以上続いている。ここに、能の本質があると私は思います。

例えば、歌舞伎や他の伝統芸能が観客を楽しませる工夫をするのに対し、能はマーケティングやエンタメ要素をほとんど取り入れていません。観客を楽しませようとせず、「伝統」と「道」を大切にしています。この姿勢が、能を単なる舞台芸術から「人間修行」のようなものにしていると感じます。


金剛流について少し

私が学んでいるのは金剛流という流派です。能には五大流派があり、それぞれに特徴があります。金剛流は舞に優雅さがあり、所作が大きく華やか。初心者にも入りやすいとされています。

金剛流は室町時代から続く伝統を持ち、現在の家元は26世・金剛永謹(こんごうながのり)さんです。京都の金剛能楽堂を中心に活動しており、その歴史と格式の中で新しい試みも行っています。例えば、現代の観客にも能の魅力を伝えるために解説付きの公演を行ったり、海外公演を積極的に展開しています。


能の面白さと奥深さ

能の魅力は何といっても「間(ま)」や「呼吸」です。能には指揮者がいません。すべての演者が「空気」を読み合い、舞台を作り上げます。この呼吸がピタッと合った瞬間、鳥肌が立つような感動があります。

また、世阿弥の言葉「初心忘るべからず」にもあるように、能では常に次のステップに向けて自分を高めることが求められます。この言葉、単に「初心を忘れずに頑張ろう」という意味ではないんですよ。「次の段階に進むためには、過去の自分を捨て去り、新しい自分を創りなさい」という意味なんです。


今度はマリオットで演じます!

そんな能ですが、今度4月24日にマリオットホテルで開催される私が所属するSKJの大会で、アトラクションとして演じさせていただくことになりました!このような大舞台で能を披露する機会をいただけるのは、とても光栄なことです。

本番まで毎週練習が続きますが、頑張ってしっかり仕上げていきたいと思います。

真ん中の男のもと頑張ってまいりますよ。


伝統芸能と伝統産業の共通点

最後に少しだけタイル屋としての視点を。能を続けていると、伝統芸能と伝統産業の共通点に気づくことがあります。それは、後継者問題継続の難しさです。

能も美濃焼タイルも、長い歴史を持つ反面、現代のニーズに合わせることの難しさを抱えています。それでも、能が650年以上続いている理由を見ていると、私たちがタイルの世界で活かせるヒントがあるように思うのです。


まとめ

能は難しい、つまらない、と感じる方が多いかもしれません。でも、それが650年続いてきたことの凄さや、舞台の奥深さに触れると、その魅力に引き込まれていきます。

これからも能を通じて自分を磨き、そしてタイルの世界でも伝統を未来に繋ぐためのヒントを探していきたいと思います。ぜひ、皆さんも一度、能の舞台に足を運んでみてくださいね。意外な発見があるかもしれません!

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