目次
<a id=”section1″></a>1. 階段タイルとは?
こんにちは!
いつも美濃焼タイルとともに、タイルオンラインの高藤洋平です。
玄関まわりやアプローチの「段差部分」に貼られているタイルを、一般的に「階段タイル」と呼びます。
見た目のデザインだけでなく、滑り止めのための**溝(線)**が入っているのが特徴です。
<a id=”section2″></a>2. 五本線付きの階段タイルとは
今回ご相談いただいたのは、珍しい五本線付きの300角(実寸294×294mm)階段タイルの補修でした。
五本線タイプは現在では少なく、古い日本製のタイルに多く見られます。

「線付き」と聞くと、
「三本線」「五本線」「R付き(先端が丸いタイプ)」など、メーカーによって仕様が異なります。
これが補修の際に“探しにくいポイント”なんです。
<a id=”section3″></a>3. メーカー別の特徴を比較
実際に多いのは以下のような傾向です。
メーカー | 特徴 |
---|---|
LIXIL(INAX) | 線なし・先端がなだらかなR形状 |
高山製陶/ダントー | 三本線タイプが多い |
名古屋セラミック/名古屋モザイク | 五本線タイプが多い(輸入商社仕様) |
<a id=”section4″></a>4. 今回のケース:294×294mmサイズの五本線タイル
サイズから推測すると、メーカーは
LIXIL、高山製陶、またはTCHIC(ティーシック) のいずれか。
どれも国産の300角階段タイルで、品質も確かです。
しかし、今回のポイントは「五本線」。
これが現行ではなかなか見つからないため、昔の高山製陶の階段タイルではないかと推定されます。

<a id=”section5″></a>5. 現行品で近いデザイン「フローレン」
現行品で近いデザインはこちら。
落ち着いた雰囲気で、ややツヤのある表情が特徴。
模様のテイストも似ており、既存の階段まわりと馴染みやすいタイプです。
<a id=”section6″></a>6. 廃盤タイルの再現方法について
古い階段タイルは、かつて成型型で製造していたため、現在は廃盤になっていることが多いです。
しかし、最近では加工で削り出して再現する方法も一般的になっています。
同じ素材の無地タイルをベースに、
「ノンスリップ(滑り止め)溝を加工」して形状を近づけることが可能です。
もちろん溝の位置や幅は多少ずれますが、
見た目を自然に仕上げたい方にはおすすめの方法です。
<a id=”section7″></a>7. まとめ
五本線の300角階段タイルは、昭和~平成初期の住宅や店舗で多く使われたタイプです。
現行品でまったく同じものは少ないですが、
「近似品+加工」で十分に補修可能です。
🔧 階段タイルの補修でお困りの方へ
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タイルの良さと楽しさを伝えます。
タイルオンライン 高藤洋平
(よーへー)

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